過去最高傑作の2体の龍を制作、納品しました。
ことの経緯は、池袋で新たな保育園が建設されるという大きなプロジェクトがあり、その建設場所が池袋の神社の敷地内でした。
建設にあたり神社に立っていた大きな欅の木を伐採しなければならないことになり、地元に長年愛された木ということもあり、形にして残したいということで依頼が来ました。
実際に現地に欅の木を視察に行きました。
とても大きな立派な木です。
制作するのは二体の龍です。
欅の木はとても硬く、パワーのあるチェーンソーでも簡単には切ることができません。
特に今回の御神木はとても目が詰まっています。
いつも扱っているスギ、ヒノキなどとは比べ物にならない硬さで、手などの体の負担がすごいです。
なので、チェーンソーを握る時間も普段よりも短くなり、制作になかなか時間がかかりました。
この2体の龍を作るために何回、歯を研いだことでしょう。
少しずつ丁寧に制作していきました。
制作スピードが速いチェーンソーアートでもとても時間がかかりましたが、ついに二体の龍が完成。
迫力満点‥
重厚感、迫力、並の作品にはないクオリティーです。
龍の鱗は一枚一枚丁寧に彫り込み、反り返らせて立体感ある鱗に仕上げました。
硬い木なので普段の柔らかい材では出来ない表現、デザインになっています。
最後まで手を抜かず、やり遂げました。
これは自分でも大満足な作品に仕上がりました。
過去最高傑作な作品になったと思います。
作品の名は‥
「闘龍」と「親子龍」
闘龍の作品は格闘技ジムに設置されるということで、闘っている龍を彫刻。
ファイティングポーズのようなイメージです。
そして、親子龍は子を守る龍を彫刻。
これはこの木から作品を作ることになった経緯からイメージを沸かせました。
そして2022年8月
二体の龍を無事に納品しました。
とても重量があったので、最後の納品にも一苦労でした。
ただ、全てが完了した時にはとてつもない達成感を味わうことができました。
依頼者様も大満足していただけ、設置場所もとても良い場所を作っていただき嬉しい限りです。
闘龍
納品時の写真
闘龍の設置場所はキックボクシング×フィットネス''LARA TOKYO"様です。
Kー1にも出場している、キックボクサー レオナ・ペタス選手が所属しており、納品時に立ち会っていただきました。
親子龍
設置完了の写真
このような大きなお仕事をさせていただいて、とても感激しています。
これからもどんどん躍進していけるよう励んで行きたいです。
彫哲
チェーンソーアート 丹羽哲士
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